
人との距離は、
近いほうがいいと思っていた時期があった。
よく話す。
分かり合う。
踏み込む。
そうやって距離を縮めたほうが、
関係は強くなるものだと思っていた。
自分も、
できるだけ心を開こうとしていたし、
相手の中に入り込もうとしていた。
でも、
長く続いた関係を振り返ると、
必ずしも「近かった関係」ばかりではなかった。
むしろ、
少し距離があった関係のほうが、
静かに続いていた気がする。
毎回、分かり合わなくていい。
全部を共有しなくていい。
相手の事情に、無理に踏み込まなくていい。
そういう余白があると、
関係は壊れにくくなる。
自分は、
近づきすぎると、
どこかで無理をしてしまう。
相手の期待に応えようとしたり、
分かっているふりをしたり、
自分の感情を後回しにしたり。
それが続くと、
関係そのものが嫌になるわけじゃなくても、
距離を取りたくなってしまう。
近づかない関係は、
冷たい関係じゃない。
ただ、
お互いに踏み込みすぎないことで、
自分のままでいられる関係だと思っている。
会わない時間があってもいい。
話さない日があってもいい。
それでも、関係が切れないなら、
それは無理のない距離なんだと思う。
自分はいま、
そういう関係のほうが、
安心できるようになった。
近づかないことで、
相手を大切にできることもある。
距離があるから、
続けられる関係もある。
今日は、
そんな距離感を思い出した夜だった。
無理に詰めなくていい。
離れすぎなくてもいい。
その中間に、
長く続く関係がある気がしている。
自分も、
まだ探している途中だけど、
今はそのくらいの距離がちょうどいい。
▶︎ 距離を大切にできる場所については、プロフィール欄にまとめています。