戻れる場所があるだけで、人は耐えられる


自分はたぶん、

強い人間じゃない。

昔から、折れないタイプでもないし、
根性で全部どうにかできるような性格でもない。


むしろ、どこかでずっと
「本当はもう疲れてる」って思いながらやってきた気がする。

 

それでも今まで、
なんとか続いてきた。

 

ちゃんと働いて、
ちゃんと生活して、
何となく周りに合わせて、
大きく崩れないようにやってきた。

 

たまにしんどい夜が来ても、
まあ寝れば回復するし、
翌朝になればスイッチが入る。

そうやって、ごまかしながら
ここまで来た感じもある。

 

でも最近、
少しだけ分かってきたことがある。

 

自分が耐えられてきた理由は、
「強いから」じゃない。

たぶん、
戻れる場所があったからだ。

 

頑張ったあとに、
ちゃんと戻れる時間。
何も証明しなくていい空気。
役割を外しても怒られない夜。

そういうものがあるだけで、
人は意外と耐えられる。

 

逆に言うと、
戻れる場所がないと、
どんなに真面目な人でも崩れると思う。



ずっと誰かに気を遣っていたら、
いつか息が詰まる。

ずっと頑張り続けていたら、
どこかで感情が止まる。

ずっとちゃんとしていたら、
何が“自分”なのか分からなくなる。

そういうことって、
わりと静かに起きる。

突然壊れるわけじゃない。
ある日いきなり終わるわけでもない。
少しずつ、少しずつ、
呼吸が浅くなっていく。

で、気づいたときには
「もう何もしたくない」みたいなところまで行く。

自分も、
そこまで行ったことがないわけじゃない。

仕事が終わって家に帰っても、
体は座ってるのに
頭だけずっと働いている夜。

連絡が来るだけで
胸がざわつく夜。

誰かに話しかけられても
うまく返せない夜。

ああいうのって、
根性じゃどうにもならない。

だから結局、
必要なのは“戻る場所”なんだと思う。

誰かに勝つ場所でもない。
誰かに褒められる場所でもない。
自分が何者かを証明する場所でもない。

ただ、戻れる場所。

ほんの一時間でもいい。
何もしないでいい時間。
気を張らないでいい空気。

それがあるだけで、
次の日にまた立てる。

ちゃんと前向きになれなくてもいい。
元気いっぱいじゃなくてもいい。
とりあえず生活を回せる状態に戻れるだけでいい。

自分は最近、
それを “甘え” と呼ぶのは違う気がしている。

甘えじゃなくて、
整え直し。

崩れないための余白。

今日は、
そんなことを考えていた。

 

たぶん、
この感覚を知っている人は多いと思う。

 

表では笑ってるけど、
夜になると静かに疲れている人。

誰にも言ってないけど、
ずっと気を張っている人。

 

そういう人ほど、
戻れる場所が必要なんだと思う。

自分も、まだ途中だけど。
今日はそのことだけは、
忘れたくない夜だった。



ここまで読んでくれたなら、

今日はもう十分です。

 

続きは、

同じトーンで書いているプロフィール欄に

置いてあります。